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Showing posts from May, 2024

D4Sを売った

近況の記事に書いたとおり、先日ニコンD850を買った。そもそもD850を買った理由は、「サブ機が欲しい」というものだった。Z 7を買い(もう売ったが)、Z 8を買い、Z180-600を買い、動体撮影のメインがZに完全に移行してから久しいが、とはいっても少し前まではお守りも兼ねてD4Sをカメラバッグに忍ばせていることが多かった。しかし、ここで立ちはだかってくるのが「16MP」「Wi-Fi非搭載」「重い・デカい」といった型落ち1桁機故のしんどさ。 Z 7を買って以降、45MPにすっかり慣れてしまったこの体に16MPはあまりにも心許ないのである。そのため、サブ機として持って行っているのにもかかわらず、結局レンズを入れ替えて45MPのボディで撮るような始末。さながら1kg超のリアキャップである。 というわけで、去年の築城航空祭はとうとうZ 8だけで出陣した。普通に飛行機を撮る分にはもちろん支障はないのだが、ブルーインパルスが来るような回だと超望遠と魚眼を入れ替えたりする必要がある。超望遠がズームなだけまだマシだし今更何言ってんだよという話ではあるものの、やっぱり現場でのレンズ交換は最低限にしたいのが本心。そんなことがあってサブ機候補を漁り始めたのである。 もっとも当初はFマウントカメラなんて買うつもりはなく、元々「小さいカメラ」が欲しかったというのもありm4/3のカメラだとか、ZマウントでもZ fとかが筆頭候補だった。Z fは在庫が不安定だったのもあるしそもそも高いので早々に候補から外れ、LUMIX G100Dあたりが有力になっていたところで、D850のアホみたいなキャッシュバックが発表されたのである。その少し前にG100Dを店頭で触ってどうしてもUIになじめなかったというのもあって、心は自然とD850へ……。奇しくも70-200FLを買ったばかりだし、「Fマウント最終世代をコンプリートしておきたくない?」という悪魔の囁きが日に日に大きくなっていく中で、気付いたらD850を買っていた。これがことの顛末である。 当初の予定通り70-200VRIIを下取りに出し、キャッシュバックを加えるとすでにD850はかなりお買い得状態になったわけだが、ここで改めて「D4Sいる?」という疑問。D4Sがマップカメラのワンプライス査定の対象外になってからしばらく経つ令和6年、まともな金額で売れる

レッチリのライブに行った

RED HOT CHILI PEPPERS The Unlimited Love Tour 東京ドーム公演の初日に行ってきた。レッチリは中学生のころ、洋楽を聴き始めた初期から聴いているので大変に好きなバンドの一つである。 今までライブといえばいわゆるオタクライブばかりで、一般(?)のライブは数年前に行ったミスチルのドームツアーぐらいである。一緒に行ったオタク2人も「デカいハコでやるロックバンドのライブ」は初めてだったため、皆どういうテンション感で臨めばいいのかイマイチ分からないまま開演を待っていた。 セトリや細かい演出はWeb媒体のレポートを見てもらうとして、とにかく最初から最後まで圧巻だった。まずフリーが逆立ちでステージ入場したところから意味不明すぎて最高だった(ライブでの奇行が多いというのは知ってたけど)。そして演奏が始まれば平均年齢60近いおじいちゃんのハズなのに、跳ぶし走るし踊るし……。なんで寝転がってベース弾けるんですか。 いわゆる演出に凝っているタイプのステージではなく、単に楽器セットと大型スクリーンがあるだけだが、そのスクリーンにはメンバーの顔ではなくて手元が映るというのも印象的だった(キーディスは別)。普段生バンのオタクライブに行くと「もっとバンドメンバーを抜いてくれよ~」と思ったりするが、バンドのライブに行けば当然バンドメンバーしか映らないのである。フルシアンテにしろフリーにしろ手先が意味不明な動きをしていることしか分からないが、使い込まれた楽器の傷が見えるほどどアップで手元を映してくれるのは嬉しい。 前回のツアー(来日公演)からアルバムが2枚出ているためセットリストもそれらの曲がメインではあるものの、ヒットナンバーがちりばめられ、新譜の予習さえある程度していれば大体聞き覚えのある曲という素晴らしいラインナップ。DEATH NOTEのおかげでおそらく日本で一番人気であろうDani Californiaでは会場の盛り上がりはすごかった。ギターソロ~アウトロでは始終“顔”になってしまった。そしてCalifornicationもそうだったが、イントロが始まったときの高揚感は忘れられない。2日目公演では半分以上の曲が入れ替わっていたようだが、正直2日目の方が好きだったかもしれない。やっぱり2Days公演は両方行くべきらしい。 想定外だったのは物販の混雑具合

近況

オタクが突然ブログをモリモリと書き始めたので触発されて筆を執っている。前回の記事から約半年、色々あったがまるっと振り返るのはしんどいので2024年入ってからを振り返る。 1月 APO-LANTHAR 35mm F2 Zを買った VM用しかなかった頃からずっと欲しかったアポランター。Z用が出てから久しかったが、正月の謎テンションにより衝動買い。50mmと35mmは死ぬほどに悩んだが、今まで35mmのレンズをちゃんと所有したことがなかったのと、なぜか中古は35mmの方が安いので35mmにした。 普段使っている24-70VRやFTZ経由のDistagon2/28と比べれば圧倒的にコンパクトではあるが、一般的なMマウントレンズたちと比べるとかなり大型なため、取り回しはそこまで良くない。が、その代わりに圧倒的な性能を備えているのでそこまで気にはならない。 35mmという画角も、28mmと50mmの間と言ってしまえばそれまでだが、スナップ、風景、食事のテーブルフォトとなんでもござれ。旅行には完璧。写りも、開放からの圧倒的なシャープネスにコシナらしい濃厚なカラー、文句の着けようがないボケと3拍子揃った素晴らしいもの。APOの名は伊達じゃないなと改めて思った。 「俺は開放からしっかり写るレンズが好きなんだな」というのを再確認させてくれた。次はCP+に参考出品されていたAPO-LANTHAR50/3.5VMが気になり。 寒ブリア宮殿でぶりぶりざえもんになった Z 8 + APO-LANTHAR 35mm F2 Z Z 8 + APO-LANTHAR 35mm F2 Z 正月の大地震の直後だったためかなり逡巡はしたが、氷見市観光協会のTwitterがウェルカムな雰囲気を出してくれていたので意を決してブリ目当てで初富山。 氷見港の魚市場食堂でブリ食って、駒田蒸留所へようこその聖地巡礼をして(試飲で泥酔)、イタイイタイ病資料館に行き、8番ラーメンを食うなどかなり濃密な1日だった。海沿いは液状化の痕跡があったり建物に赤い札が貼ってあったりと大災害の直後であることを実感する一方、駅前や市街地は完全に平常を取り戻しており安心した。 なんか一説によるとTwitterの一部界隈で魚市場食堂が大バズした発端になってしまったらしい。俺たちが行ったときは昼時に行って10組待ちとかだったのに、寒ブリシーズン