RED HOT CHILI PEPPERS The Unlimited Love Tour 東京ドーム公演の初日に行ってきた。レッチリは中学生のころ、洋楽を聴き始めた初期から聴いているので大変に好きなバンドの一つである。
今までライブといえばいわゆるオタクライブばかりで、一般(?)のライブは数年前に行ったミスチルのドームツアーぐらいである。一緒に行ったオタク2人も「デカいハコでやるロックバンドのライブ」は初めてだったため、皆どういうテンション感で臨めばいいのかイマイチ分からないまま開演を待っていた。
セトリや細かい演出はWeb媒体のレポートを見てもらうとして、とにかく最初から最後まで圧巻だった。まずフリーが逆立ちでステージ入場したところから意味不明すぎて最高だった(ライブでの奇行が多いというのは知ってたけど)。そして演奏が始まれば平均年齢60近いおじいちゃんのハズなのに、跳ぶし走るし踊るし……。なんで寝転がってベース弾けるんですか。
いわゆる演出に凝っているタイプのステージではなく、単に楽器セットと大型スクリーンがあるだけだが、そのスクリーンにはメンバーの顔ではなくて手元が映るというのも印象的だった(キーディスは別)。普段生バンのオタクライブに行くと「もっとバンドメンバーを抜いてくれよ~」と思ったりするが、バンドのライブに行けば当然バンドメンバーしか映らないのである。フルシアンテにしろフリーにしろ手先が意味不明な動きをしていることしか分からないが、使い込まれた楽器の傷が見えるほどどアップで手元を映してくれるのは嬉しい。
前回のツアー(来日公演)からアルバムが2枚出ているためセットリストもそれらの曲がメインではあるものの、ヒットナンバーがちりばめられ、新譜の予習さえある程度していれば大体聞き覚えのある曲という素晴らしいラインナップ。DEATH NOTEのおかげでおそらく日本で一番人気であろうDani Californiaでは会場の盛り上がりはすごかった。ギターソロ~アウトロでは始終“顔”になってしまった。そしてCalifornicationもそうだったが、イントロが始まったときの高揚感は忘れられない。2日目公演では半分以上の曲が入れ替わっていたようだが、正直2日目の方が好きだったかもしれない。やっぱり2Days公演は両方行くべきらしい。
想定外だったのは物販の混雑具合。余裕ぶっこいて「開演ちょっと前に行けば買えるっしょ~」と東京ドームに着いたら想定の10倍ぐらいの列が。X情報によると並び始めてから買えるまで3時間以上掛かったらしい。泣く泣くTシャツの類いは諦め、代わりに(?)CalifornicationのLPを買ってきた。ジャケットがかっこよすぎるね。
去年の正月にこっそりとギターを買って1年半弱、特に上達は感じられず相変わらず曲らしい曲も弾けないが、とりあえずストラトやテレが欲しい。ジョン・フルシアンテになりたい。