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ゆのくに天祥でアニクラのカメラマンをやった

 先日、石川県の「ゆのくに天祥」に69人で団体宿泊するという奇祭に参加させてもらった。表向きは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのファン有志のイベントなのだが、実際のところは自分含めて蓮ノ空にあまりコミットしていない人も多数参加していた。どんなイベントだったのかは幹事の1人である去勢さんのブログを参照されたい。

一泊二日(といってもほとんどがメインだが)のイベントは大盛況のうちに終了し、余韻の覚め遣らぬうちに…ということで参加者が皆ブログを書き始めたので便乗しようと思う。が、ネタがない。今回は往復ともに知人参加者の車に便乗させてもらったため、関東/愛知から原チャで来た変な人たちみたいに道中をネタにすることもないし(なくはない)、もちろん主催でも幹事でもないのでそういう目線の話もできない。かといって、参加者として記事にするつもりで記録をしているわけでもないので、それはそれでできない。でもなんか記事を書きたい……ということでこういうタイトルになった。ちなみに原チャ軍団のブログも貼っておくのでご興味のある方は是非(車でも大概遠いと思うのですが……)。


本題

本イベントでは目玉企画として、ゆのくに天祥にある「ガーデンホール白雲」という貸し切り専用のホールでアニソンDJイベント(以下アニクラ)が開催された。オタクソングに浸ること自体は大好きだが、蓮の曲はあまり知らないしオタ芸も打てないので、勝手にカメラ係を自称して写真撮影を頑張ることにした(後々知ったが幹事の皆さんはカメラ係を欲していたようで事前に名乗り出ておくべきでした、すみません)。大学生時代こそバイトで様々なイベントを撮影していたが、社会人になってからはめっきり。思ったより体は動いたものの準備不足が否めない感じとなってしまったので、自分への備忘録も兼ねて記事にまとめておこうと思い立った次第。


機材

持ち込んだ機材は以下の通り。

ストラップ忘れた(大ボケ)

ピックアップ場所までまあまあな距離を電車移動だったのと、いろいろ日和った結果最小限の装備となってしまった。なお、予約していたNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIの発売日がイベント当日だったため、なんとかして持ち込めないか画策したが叶わず。慣れ親しんだ24-70VRに頑張ってもらうこととなった。D4Sのころよりはマシとはいえやっぱり重たいよね。ストラップ忘れたし。


現場

会場は先にも述べた通り、「ゆのくに天祥」内の「ガーデンホール白雲」となる。260m^2もある結構広いホールである。前方の舞台をそのままDJステージ(とカチカチふわふわバトル会場、後述)として利用し、フロアには参加者用の8人がけ円卓が3×3で配置されていた。アニクラの開催は夕食後だったというのもあり、会場はかなり暗めの設定でカメラマン的には結構しんどかった。

今回、通常のステージイベントとは異なり参加者側も被写体となるため、ステージ上のDJに加えてフロアのオタクたちもしっかりと写真に収める必要がある。結果的に、オタク側はステージ上下(じょうげ)の上下(かみしも)から俯瞰気味に撮るのがメインとなった。あわせて、後方からの抜き、ステージ下からフロア側の煽りなどもちょいちょい。ステージ上は長玉がなかったのもあって、なるべく近づいて撮りたい……がそうできない事情が一つ。カチカチふわふわバトルである。

何枚あるんだろう

何でそうなったのかはよく分からないがこの宿泊行事の参加者にはカチカチ(アクリルスタンド)やふわふわ(「ぬい」)を持参することが推奨され、持ち寄ったカチカチやふわふわの展示場としてステージの前端部が使われていた。当然このエリアには立ち入ることができず、結果としてDJを正面方向から近づいて撮るのはほぼ不可能だった。そのためステージ前から振り返って撮るか、ステージ袖からがメインとなった。


反省会

というわけで、以下実際の写真も交えて反省会パートとする。

レンズが足りない

24-70は万能のレンズである。大体のシチュエーションで大体ハマる。今回も例に漏れず、8割ぐらいは対応できたと思ってる。特にテレ方向に関しては今時クロップやトリミングでどうにでもなるのもあってほとんど気にならなかった。

70mm もう一声欲しい(トリミングすればいいけど)

困ったのがワイド方向である。24mmは距離を取れる環境であれば十分にワイドだが、室内だとどうしても狭い。

ともに24mm

顕著なのがこういうシーン。ステージとフロアを同時に写そうとするとどうしても物足りない。立ち位置でもう少しなんとかできるのも事実だが、先述の通りステージの前端は使えないし、ステージの脇もテーブルや演台があって思ったようにならなかった。


ともに24mm

フロア方向を振り返っても、もう少しダイナミックに行きたいところである。跳びポで飛翔するオタクを正面下から煽るのをやりたかった。24mmでは無理だった……。今の手持ちで24mmより広いのとなると、17-28mmか16mmフィッシュアイということになるが、写真を見返してるとフィッシュアイの方が絵にメリハリがでて良さそうである。ストロボとの兼ね合い(重量バランスとか照射角とか)がいろいろ厳しいところではあるが、次は持って行きたい。


バッテリーが足りない

これは自称カメラマンとして本当に恥ずかしい限りであるが、カメラのバッテリーが全然足りなかった。バッテリー3個持ってるくせに予備を持って行かなかった自分が100%悪い。とはいえZ8の燃費の悪さもあると思う。だってD4Sは1000カット以上余裕で保ったから……。700~800枚ほど撮ったところで残量20%を切ってしまったため、そこから先はモバブで給電しながら撮っていた。PD給電できるから首の皮がつながったわけだが、一方で給電ができるから余裕ぶっこいてバッテリーを持ってこなかった、というのもある。次回は絶対にバッテリーを持ってきます。

なお、心配していたストロボのeneloopは全く問題なかった。こちらは予備はもちろん充電器も持ってきていなかったので使い切ったらそこで終了だったが、フル発光になるような設定で使っていなかったのもあって無事終了まで保ってくれた。残量表示がないので実際のところ余裕だったのかギリギリだったのかは分からないけど。eneloopも10年近く使っててサイクルカウントもグチャグチャなのでいい加減買い換えないといけないね。


明るさが足りない

先述の通り、会場は結構暗く、ストロボなしでは結構厳しいぐらいの暗さ。どんな環境だろうと写真を撮るのがカメラマンの仕事だし、写真のために会場を明るくしてくださいとは言えない(流石に集合写真のときは付けてもらいました)のでどうしようもならない。が、Z8の儚い高感度性能も相まってちょっと写真がノイジーになってしまったなあという感じはある。

露出設定は1/125 F5.6 ISO6400(+SB-910のTTLBL調光)としていた。ある程度絞りつつ、被写体ブレはストロボに止めてもらって、1段分ぐらいをストロボで補ってもらうイメージ。ストロボは斜め上方に向かってバウンス+自作キャッチライトパネル。

欲を言えば感度はもう少し下げたかったしF8まで絞りたかったが、クリップオンの出力ではまあこれが限界だったと思う。自分が撮影中にコロコロ露出設定を変えられるほど器用だったらまた話は変わってくるのかもしれない…。

↑50mm ↓48mm

やはり距離が離れるとストロボの光が回らないのが写真からも分かると思う。このぐらいなら後処理でどうにでもなる範囲ではあるが。


イケてる熊手はさておき、
ステージ上はちょっとオーバー気味になる問題もあった

光害は写真映えするし光源にもなるので大歓迎、なんならもっと増えて欲しい。始終ストロボパカパカしてた自分も光害みたいなもんかもしれん。


集合写真に写れなかった

1/125 F8 ISO3200 TTL直射

どうせなら集合写真も撮りましょうよ!!!俺撮りますんで!!!と名乗り出たはいいものの、三脚を持ってきていなかったため自分が写ることは叶わなかった。他にもゴツいカメラを持ってた人はいたので代わる代わる撮るというのもあったが、それはそれで写っていない人が発生してしまう。次は三脚を持っていきます。


その他感想

とにかく楽しかった。1泊2日(身内で後泊もしたので本当は2泊3日)の全行程がどれも楽しかったというのももちろんあるが、アニクラ前の宴会からアニクラが終わるまで約5時間ほど写真を撮り続けていた間が特に楽しかった。最初にも書いた通り最近こういう写真の撮り方をすることがめっきり減ってしまったというのもあるし、何より楽しそうに暴れているオタクの皆さんをファインダー越しに見ているのが本当に良かった。家に帰ってきてから写真を整理していても当時のやかましさが思い起こされるし、この記事を書くために写真をあさっていても本当にみんな楽しそうだと思う。

ありがたいことに参加者の皆さんにも写真はご好評いただいており、まさにカメラマン冥利に尽きるといったところである。もともと自分がそういう写真を撮らないから余計にそう感じるのもあるだろうが、人の写真を撮って、それを渡す、そして喜んでもらえる、という活動はシンプルに嬉しい。そのような場を作ってくれた主催・幹事のお三方、そして参加者の皆さんに改めて感謝を表してこの記事を締めようと思う。来年も是非参加させてください。次は本気出します。


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