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台湾でカメラ破壊してダイナースの旅行保険で修理した話

 先日台湾に行った。主目的は内田真礼のライブだったが、観光もガッツリしてくる日程となったのでカメラも持って行った。出発前はGR3xだけにしようか、Z8+17-28にしようか、など荷物を減らす方向性で考えていたものの、同行者がA7III+シグマ24-105/2.8で来ると言っていたため、合わせてD850+24-70VRを持って行くこととした。 とにかく単車の量がすごい 結果としてデカいカメラを持って行って大正解だった。なんといっても3泊4日のうちほとんど雨だったうえ、カメラの一番の出番である九份訪問時はほとんど土砂降り。濡れることを気にせずにカメラを使えるのは本当によかった。GRだったら水没させてたと思う。ニコンは頑丈で素晴らしい!!!……はずだった。 2日目の夜、ライブの後同行のオタクと大飲酒会を執り行った後、会計のために店の階段を登っていたとき派手にずっこけてしまった。ノンアルコールなのに。見ていた店員のお姉さんが若干引くぐらい盛大に転び、首に掛けていたカメラを激しく床へ強打。その場の確認では普通に動くし、被害らしい被害は元々割れてたフードの一部が吹き飛んだぐらい。ニコンは頑丈で素晴らしい!!!とそのまま旅行継続し、翌日は先述の通り九份に行ったりとガッツリカメラも使って無事帰国した。 そして家で写真データと向き合っていてふと気付く。「なんか甘いな…」と。5年以上使っている24-70VRである、特定の条件で結構甘くなる(近接開放とか)ことは承知だが、その条件に当てはまらないのになんか甘い。写真を変えて色々確認してみるとどうやら片ボケしているっぽいく、具体的には画面右上が甘い。そして蘇る転倒の記憶。やってしまった。2018年に買ってから7年目、とうとう性能影響のある破壊をしてしまった。 九份の寺院、聖明宮 左上をトリミング 右上をトリミング。左上と比べて明らかに甘い 24-70VRに特に詳しい知人に確認してもらっても「片ボケしてますね」との判定。幸いにもテレ側とワイド側で流れの傾向が揃っており、「簡単な調整で治ると思う」と心強い言葉もいただいた。この時点であらかたレンズ側に原因があるだろうとは思っていたものの、自分には過去D500のフレームを叩き割った前科があり(このときも片ボケしてた)、念のためボディとともにニコンに送ることにした。WebでD850と24-7...
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AMD Ryzen 9 5900XT を衝動買いしたらハマった (アイドル灼熱問題)

CPUを衝動買いしてしまった。思えば5600G→5700Xも衝動買いみたいな感じだったけど、今回もまた衝動買い。首都高バトルのせいでPCスペック上昇欲が高まっていたがグラボはRTX5070(Ti)やRX9070(XT)の発売を控えバッドタイミング。というわけで安さに飛びついて買ったものの、最新と比べるといろいろ(主にベンチマークが)見劣りする5700Xが更新の検討対象に。とはいっても、AM5に行くには先立つものが心もとない……そんな中目に飛び込んできたのが5900XTだった。 Ryzen 5x00のXT型番に対して「単なるリネームだろ」という認識しかしていなかったが、よく調べてみるとクロックアップしてたりと、多少なりとも手が入っている様子。そして5900X→5900XTに限って言えば、12C24Tから16T32Tへ物理的なアップグレードが施されている。それでいて、価格も発売当初比でかなり落ち着いてきて最安5万円強。安くね? 偶然にも身内のPCオタクが5900XTで1台組んでいる最中だったというのもあり、気が付いたらポチっていた(5700Xが1.5万ぐらいで売れる読み)。 無事到着し、ウキウキで換装。1年半ほどしか使っていないのもあってスッポンすることもなく無事に完了。火入れを行う。BitLockerのアレやPINの再設定などがあるが問題なく起動。とりあえずCinebench2024を回す。速い。満足。何よりベンチ中も70℃程度と全然発熱しない。神のCPUだ~~~となっていたが、ふと気づく。 Utilizationに注目 アイドリングなのに60℃以上ある、というか70℃。よく見るとコア電圧も1.4V台後半と見るからにおかしい。最初は冷却不良を疑ってグリスを塗りなおしたりしてみたが何も変わらず。チップセットドライバとUEFIを更新したがこれも変わらず。不思議なのが、この状態でベンチを回す(=高負荷を掛ける)と電圧は一気に1V台に落ちこみ、発熱も70℃程度までしか上がらないということ。 とりあえず電圧を削るかとAMDのPBOでAll Core -30にしてみる(バカ)。ベンチ中の電圧は下がりちょっとベンチは伸びた。が、アイドリング中の異常発熱は変わらず。その日は諦めてそのまま寝たが、一晩中アイドルで放置しててもHWMonitor 読みで最低55℃とかそんな感じ。冬場でこれ...

名取さな 1st Live サナトリック・ウェーブ

名取さなの1stライブ「サナトリック・ウェーブ」(昼の部)に行った。 先の記事で書いたとおり最悪のタイミングで骨折なんてしまったため、そもそも会場にたどり着けるかすら怪しかった。幸いにもギリギリのタイミングで足裏の添え木が外れ、ある程度歩けるようになったのでなんとか六本木に到着。整番の良かった同行者が柵ポジを取っておいてくれたのもあって、足への負担は最小限の状態で臨むことができた。大いに感謝。俺のせいで一緒に行く予定だったWECジャーになってごめんね。 名取さなは2018年から知っていて当時はそれなりに配信を見たりもしていたが、2020年以降ほとんどVTuberを見ていなかったというのもあり、最近はファンアートをリポストしたりごくたまに配信を聞いたりするぐらいだった。リリースされたオリジナル曲も「アマカミサマ」ぐらいでアップデートが止まっており、新しめの曲はライブに行くことが決まってから聴き始めたぐらい。それでも好きなVTuberを挙げろと言われたら間違いなく上位に来るぐらいには彼女のキャラクターも声もビジュアルも好き。 実はVTuberの音楽イベントには少し苦い思い出がある。2019年10月、にじさんじのフェスイベント「にじさんじ Music Festival」に行った。5年前のネガティブな感想をここに書いても仕方ないので割愛するが、主に演出面で色々と思うところがあり「ん~、Vの歌イベはもういいや」という気持ちで帰路についたのを覚えている。というのもあって、今回の「サナトリック・ウェーブ」も若干の不安を感じつつ、「まあでも曲は好きだし楽しめるやろ」ぐらいの気持ちで臨んだ。 入場するとステージ上にはバンドセットが組まれ、その後方上部には大型のビジョンが据えられており「ここに映るのね」というのは容易に想像ができた。そして開演、バンドメンバーに遅れて名取が入場してきたときに度肝を抜かれる。「やば、“いる”じゃん」と声が出そうなぐらい、スクリーンに映る彼女の姿はリアルだった。 会場の常設なのか今回のために建て込んだのかは分からないが、ビジョンは少々特殊な構造になっておりセンター部だけ一般的なLEDビジョンとは明らかに違う高精細なビジョンとなっていた。非常に高度なライティング演出も相まって、そのまま画面から出てきそうな立体感。特に、背景にMVが流れる一部の曲では、本当にスク...

骨折した

人生で初めての骨折をした。 前の記事で書いたカート大会の翌朝、家事をしていたところ廊下に置いてあった工具箱(約10kg)に左足のつま先を強打。よくある「タンスの角に足の小指を~」というシチュエーションである。こういうぶつけ方はしょっちゅうやるし、とりあえずクソ痛いものの痣ができる程度で済むだろうと高をくくっていた。しかし、何時間経てど痛みは引かず。昼から友人と会う用事があったが、あまりにも痛いので一旦夜へリスケ。 実は前日夜(つまりカートに乗った後)、アクアラインの渋滞を見越して木更津で夕飯と風呂を済ませたわけだが、その際スパ銭のサウナでちょっとした事件を起こしていた。サウナから出る際に閉まるドアにかかとを引っかけてしまい派手に流血。これは右足だったが、こっちはこっちで普通に痛く、絆創膏を貫通する程度の出血(組織液?)が数日続くほどだった。この時点でつまり両足がズタズタという最悪な状態に(結局こちらは病院にかかっていないがようやく傷跡がかさぶたになってきたところ)。 流石に丸っと予定をすっぽかすワケにも行かなかったので、夕方に家を出たもののまあ両足が痛い。極めて面白い歩様になりながら、なんとか夕食等々を済ませて帰宅。結局寝る前になっても全く痛みは引かないし、腫れと内出血は悪化する始末。一般に骨折すると失神寸前の痛みだとか脂汗が止まらないみたいな話を聞くが、めちゃくちゃ痛いもののそこまでではなく、この時点では折れてるという確信はなかった。とはいえこのままでは日常生活にも支障が出るので、上司に連絡を入れて翌朝整形外科に行くことにした。 月曜の朝から足を引きずって整形外科に赴き、リハビリに集う後期高齢者の皆様に囲まれながら待つこと1時間強。やっと自分の番になり、起きたことを話すと「とりあえずレントゲン撮ろうか」と言われる。その際の医者のリアクションで薄々気付いてはいたものの、モニターに表示されたレントゲン画像を見ると、そこには哀れな姿になった第4趾基節骨の姿が……。 人生初めての骨折である。「折れてるね」「あ、これは…折れてますね…」というテンプレ会話を医者としつつ、曲がった骨を元に戻す奴(痛い)(あまり戻らなかった)をされて、そのまま折れた薬指と添え木(曲げた金属板にスポンジを巻いたもの)と中指をテーピングでぐるぐる巻きに。まあまあビビっている自分をよそに、「全治1ヶ月...

カートの耐久レースに出た

先日、知人に誘われて袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたカートの耐久レースに出た。レンタルカートこそ何度か乗ったことあるけど、本格的なカートは初めて。袖ケ浦を走るのも初めて。いつか走ってみたいとは思ってたけど、まさか初走行がカートになるとは。 3人チームで3時間耐久なので、1人あたりは60分。1スティント45分以内というレギュレーションがあるので、1スティント30分で2スティント乗ることになった。ラップタイムは平均1分30~35秒ぐらいなので、都合20周前後である。カートとかいう乗り物はサスペンションもパワステもないので、10分15分乗るだけで体へのダメージがえげついことで有名。合計1時間も乗ったらどんなになっちゃうのかと心配だったが、蓋を開けてみればそうでもなかった。これについては後述。 乗ったカートは、PAROLIN(名前がかわいい)のフレームに、ホンダGX200SP(4ストローク/200cc)エンジンを積み、レンタルカート用のタイヤを履いたもの。スポーツカートというカテゴリーらしく、レンタルカート以上レーシングカート未満みたいなスペックらしい。袖ケ浦で最高速度100km/h少々。当日、別カテゴリーで2ストローク/125ccのカートも走っていたが、断然こっちの方が早い。ラップタイムで15秒以上違うというんだから別世界である。装備品は、オタクからもらった2輪用メット(アライ)と走行会用に買ったOMPのグローブに適当なスニーカー、そして借り物のカートスーツとリブプロテクター。 乗ったマシン レースの前には練習走行があり10周弱走ることができた。コースに出てアクセルを踏み込み、レンタルカートでは感じたことのない加速Gにまずびっくり。そもそも袖ケ浦は4輪も走れるコースということで一般的なカートコースと比べて圧倒的に幅が広くコーナーのRも緩い。1周のうちブレーキを踏むのは2カ所だけ。それ以外は全開で曲がれる。とはいうものの、レンタルカートでは考えられない速度で突っ込む高速コーナーではカートとは思えない横Gが体を襲い、ビビリミッターが中々外れなかった。ある程度慣れてくると周りの景色を楽しむ余裕も出てきて、恐怖心よりも広々としたコースを走っている気持ちよさが勝ってくる。練習走行では1分38秒程度のタイムが限界で、チームの人からは「とりあえず35秒台が目標だねー」と言われた。...

Android14でDAZNの全画面再生ができない話と解決策

今まで(といってもここ数年だが)F1を見るのにはFOD(ネクスマ)を使っていた。なぜなら安いから。ネクスマはVODがないためリアタイとその後数回ある再放送を見る以外に視聴する術がないのがネックだが、塩原節と川井ちゃんのウンチクコーナーは往年のモータースポーツ実況の趣があってすごくいい。 一方、DAZNでは今年 DMM×DAZNホーダイ というプランが始まり、DMMプレミアムとDAZNの抱き合わせ販売なのになぜかDAZN単体より大分安いというよく分からない感じになっている。同じようなタイミングでFODの値上げも発表されたこともあり、「今年はDAZNにしてみるか~」と軽いノリで上記DMM×DAZNホーダイを契約して今に至る。 DAZNでのF1はサッシャ×中野信次のコンビとなり、FODのそれと比べるとクセは少なくサッシャはSUPER GTでもおなじみなので特に違和感はない。F1 ZONEもライブタイミング開くほどでもないな~って時に見る分には便利。なんやかんやFODのコンビが恋しくなっているが、まあそれはいい。 PCではブラウザで、iOS/iPadOS/Androidでは公式のアプリで観る、というのがDAZNの視聴スタイルだが、この専用アプリというのが非常に曲者。おそらくiOS/iPadOS版はそこまで悪くない(実際iPadでは普通に使えている)が、Android版はヒドい。本当にヒドい。 ☆2.0って中々見ないよね 具体的に何がヒドいかというと、「Android14で全画面再生ができない」のである。動画を再生し全画面ボタンを押すと、UIがぐるっと90°回転して全画面再生が始まると思いきや、逆転して元の縦位置再生に戻ってしまうのである。しかも、この間に2回動画のリロードが行われるので、再生自体は5秒近く止まる。端末側の回転ロックを解除して端末を横に向けると、縦→横→縦→横→…とUI回転が永遠に繰り返される始末。もちろん動画は再生されない。 この問題については、過去数回DAZNのチャットサポートに陳情しているものの、「技術部門に申し伝えます」とテンプレ回答を頂戴するばかりで、改善する気配はない。世の中全てのAndroid14端末で試したわけではないし、実際なぜかインターネット上にもあまり情報が出てこないのでおま環の可能性は否定できないが、少なくともPixel8とGalaxy...

八丁のスイッチでLAGを組もう!(失敗) SMBマルチチャネルを使おう!(成功)

以前、 NASを買った ときに合わせて2.5GbE環境を構築した。このときはNASにUSB3.0のLANアダプターをつなぎ、有志制作のドライバーを入れることで非公式的に対応した。一回アプデが上手く行ってなくてイマイチ安定しない時があったが、DSMのアップデートと合わせてドライバを最新版に入れ替えたら普通に直った。というわけで、特段困ることもなく普通に使えていた。 一方で、せっかくNAS本体に2つもあるLANポートを全く使えてなかったり、NASの根幹 たるNICが外付けだったり、そもそも非公式のドライバだったりと、引っかかる部分は多々あった。でもマルチギガを捨てるのは辛い。ということで色々模索していたところ、「そういやこいつLAG組めるやん」というのを思い出した。しかし、こんどはスイッチ( プラネックス FX2G-05EM )がLAGに対応していない(ノンインテリなのでそれはそう)。でも2.5Gのインテリスイッチ普通に高えんだよな~~~と踏みとどまっていたところ、八丁(安徽兮克电子科技有限公司/SeekSwan/XikeStor)とかいうのが突如現れた。 最初話題になったのは、ありえないコスパを誇る 10G SFP×8ポートのモデル 。いや全ポート10Gのスイッチが3万切るって何?というヤバさである。しかし我が家に10G対応機器はないし、増える予定もないので 2.5G×8ポートの方 を買った(プライムセール滑り込み)。アリエクでしか買えなかったのがAmazon.co.jpで買えるようになり、気付けば日本語パッケージにまで対応していた。セールのおかげで9,000円少々で買えてしまったが、これでもちょっとしたインテリスイッチなのでイケてないWebコンソールからLAG組めるしvlanも切れる。ひとまずLAGとか組まずにそのままつないだところ、普通に2.5Gでリンクアップするし、実測も問題なし。 そして、NASとスイッチ双方でLAGを設定し、1G×2でリンクアップするのを確認、いざ実測!……1Gbpsしか出ない……。なぜだ……。静的LAGとLCAP両方使えるのでそれぞれ試してみるがダメ。ちょっと調べる。そして思い出す。LAGは同じIPに対してはロードバランシングをしないのである。よくよく考えたらNAS買ったときにも同じことを調べて、結果LAGをやめて2.5Gアダプターを買った...