Dec 29, 2019

2019年を振り返る

年の瀬。
コミケ(4日目しか行かない)以外の用事を全て終え、久方ぶりの暇な日々を過ごしている。
というのも、11月頃からなんか毎週土日に遠出してたような気がする上、卒論とかいうのをシバいていたので中々「何もやるべきことがない日」というのがなかった。
卒論自体は12月上旬に粗方片付けられたのだが、それも束の間、お手伝いさせていただいている某同人誌の〆切が1週間後に迫ってきてたというのもあって、僕にしては珍しく本当に忙しかった。
まあ忙しい半分は遊ぶための用事なので狭義の「忙しい」には当てはまらないが、大学も週1・2回、バイトも週1回程度の自分にとって、スケジュールがあるだけでも「忙しい」のである。

というわけで2019年を振り返ろうと思う。
勢いで書いたけど全く読み返してないのでとんでもない文章になってます。
あしからず。

2019Q1:最高の幕開けと虚無の始まり


ご存知、2019年は1月1日に日本武道館で行われた、内田真礼「take you take me BUDOKAN!!」によって盛大に幕を開けた。
元日にライブをやるなんてどういうことやねん、なんてブツクサいってたのも確かだが、いざ始まってみると推しのライブというのはやはり最高なのである。
必然的に元日の都内をほっつき歩くことになり(普段は帰省してるので初めて)、コミケ4日目のアキバを巡ったり靖国神社で初詣を済ますなど、ライブ以外にもいつもと違う1月1日だったと思う。

忘れてはならないのが、親愛なるにじさんじライバー瀬戸美夜子のデビューが1月末にあったこと。
「カメラ持っとるやんけ」と雑な気持ちで初配信を見に行き、何かとんでもない衝撃を受けたのは覚えている。
そこからはよく覚えていないが気付いたらメンバーになっていた。
もうすぐ1周年だね。
これが最高の幕開け。

そしてここからは虚無が続く。
何が虚無ってリクがナビする的なアレです。
1月のカレンダーを見てると、既にどこどこのWebテだの何だのという文字が並んでいる。
僕らの代はいわゆる経団連ルールが厳格(?)に適用される最後の年だったので、この時期にある催し物は基本的にインターンである。
夏インターンには1つだけ参加し(4つ受けてそこしか受からなかった)、そこそこ楽しかったというのもあって、冬も何か1個ぐらい行くか~といくつかエントリーした。
その結果大体落ちて〆切間際に適当にエントリーした某電力会社の2Dayのやつにいってきた。
インターンの内容自体はよくあるグループワークみたいな奴で、まあ普通だったんだけど2日目にあった発電所見学が楽しかったですね。
それしか覚えてない。
思えば夏のインターンでは某鉄鋼メーカーに行き、製鉄所の見学でしっかり高まっていた。
製鉄所見学、オタクくんなら1回は行くべきですよ、日○でもJ○Eでもいいので。
先輩から「タダで好きなだけ工場見学できるのは就活生ぐらいだぞ」なんて言われてたのを思い出したりもした。
本当にそうだと思います。

2月まではその程度だったのが一気に本格化するのは3月1日以降で、リクルートにせっつかれながらプレエントリーをした記憶がある。
カレンダーを見返すと週3~4日のペースで説明会だのESの〆切だのの予定が書かれている。
今思えばよくこんなにこなしたもんだとなるけど、これでも世の就活生の平均以下のエントリー数(俺調べ)なので驚きである。
数打ちゃ当たる理論、個人的に嫌いではないのだがそれでもTPOというのがあると思ってて、ことに就活については本当に意味がないように思う。
というわけで自分はある程度業界?や業種?を絞ってエントリーなどをしていた。

3月中に出しまくったESの合否が出始めるのが3月下旬から4月上旬、合否が分かってやることは、追加でエントリーしてみたり、受かったところの面接に赴いたり。
当然ESの書き方というのにも優劣があるようで、僕のそれはいささかよくなかったらしい。
というのも3月中にエントリーした会社(第一志望群というやつか)の半数は書類で落ちたから。
大学のキャリセンとかでやってる「ESの書き方講座」みたいなのに行ったこともないし、特段練習とかもせずに適当に書いてたのでまあそんなもんだろうという思いと、“持ち駒”が一気に半減する危機感みたいなのを同時に感じてたように思う。


2019Q2:終わりの見えない虚無(無事終わりました)


受かる面接あれば落ちる面接もあり、という感じで(落ちる方が多い)4月中だけでも10回以上は面接の類いに出向いただろうか。
中には名古屋開催のもあったりして、たんまりもらえた交通費で儲かったり(面接には落ちた)といったこともあった。
5月に入ることには3月ES提出のところからは大体三行半をいただいており、追加でエントリーして得た数少ない持ち駒に危機感を抱きつつ、意外にも第一志望だったところの選考が順調に進んでたり。
5月上旬頃にはは完全にそこに受かった気持ちになってた(やたら多い選考プロセスの2/3ぐらいは通過してあともう1歩のところまで来ていた)のもあって、結構気分的には楽だったような気がする。

事態が急変するのが5月中旬、それまで面接後数日以内に合否の連絡が来てた第一志望からの連絡が途絶える。
そこがいわゆる“サイレント”をしてもおかしくない会社なのは認識してたので、1週間ぐらいは待ってみたものの完全に諦めムードに。
それが意味するのは持ち駒の中から決まらなければ延長戦ということである。
このときの持ち駒は3社ぐらい。
不思議とその3社については相性が良かったようで、どこも順調に駒を進めることができたのが幸いだった。
一番最初に最終面接に辿り着いたところがその3社の中では一番志望度が高かったというのもあり、そこから内々定をいただいた時点で就活は無事終了と相成った。
それが5/31のこと。
経団連ルールでは内々定の解禁は6/1だが、今年は6/1が土曜日ということもあり、1日前倒しということだろう。
落ちたり受かったりしたなかで、全然関係ない講義で先生が言っていた「大学受験は人生において“平等に”評価される最後の機会だ」というのは本当にそうだと思った。
絶対受かったと思った面接には落ちるし、ぐちゃぐちゃだった面接には通ったりする。
就活はカス。

そして6/1に出向いたのがマップカメラ。
こっそり取り置きをお願いしていたZ 7を買いに行った。
高い買い物だったが自分へのご褒美()というやつね。
正直6月の思い出はそれ以外にあんまない。
色々終わった開放感に浸りながら日々を過ごしていたと思う。

就活中全く遊んでなかったかといえばそんなことはなく(受験生の時もそうだったしね)、数こそは減ったけど真礼さんのFCイベとか静浜の航空祭に行きました。
「LIFE IS LIKE A SUNNY DAY♫ Vol.2」では確か風邪の治りかけか何かで喉が最悪な状態で参戦、龍角散をODしながら叫びまくった結果無事喉が枯れ、翌日からのGW帰省を丸々費やしてやっと治ったなどの珍事があった。
S耐富士24Hに行けなかったのは心残り。
来年は行きたい。


2019Q3:たくさん遊んだ


書くの飽きてきたね。
まあこれ以降は遊んだ記録ぐらいしかない。

Q3の幕開けは水樹奈々「LIVE EXPRESS」神戸公演@ワールド記念ホール。
やっぱりこの人は夏ツアーだよね、うん。
このツアー、いわゆる「オッサンホイホイ」のセトリでこれまた良かった。
申し込んだころには「就活終わってなかったらどうしよう」という懸念があったものの、無事杞憂に。
会場のワールド記念ホールがポートアイランドにある、でもUKBの飛行機の便がイマイチということもあってKIX入りからの船でUKBに移動という経路を取った。
夜はオタクの家に転がり込み、翌日は普通にITMから帰った。
暇だったのでダムにも行った。

日を改めて川俣ダムに行ったりもした。
ああいうバカデカいダムは定期的に訪れないとという気持ちになる。

そして8月は佐渡島行ったり河口湖行ったりコミケ行ったり帰省したりと忙しかった。
佐渡島、思ってたよりも広く(失礼)、そして本州では見れないタイプの雄大な自然とクソうまい魚を満喫することができた。
佐渡島でもダム行きました。
往復の佐渡汽船も結構面白かった。

帰省してからも友達のミラジーノに4乗して弾丸ツアーをやってみたり、去年に引き続き鈴鹿10耐に赴いたりと、自分にしては珍しいほどアクティブだったように思う。
そのおかげで買ったばかりのZ 7をたくさん使うことができたし、夏前に追加購入したUltra Wide-Heliar 12mm F5.6 VM IIIも思う存分使うことができた。
Z 7、いいカメラですよ本当に。

2週間ほどの帰省を終えて東京に戻り、9月頭には三沢航空祭へ。
昨年は行く気満々で電車とホテルまで取ってたものの、北海道での地震の影響でキャンセルに。
念願叶っての参戦となった。
西日本~関東にはバカデカい台風が襲来してたようだが、三沢はありえんほどの晴天。
青空バックの航空祭は撮ってても楽しいね。
動画要員としてRX0を買ったりもした。
帰路の途中、仙台で1泊して懲りずにダムを巡った。

そして三沢の翌週には水樹奈々「LIVE EXPRESS」千秋楽@ZOZOマリン。
水樹奈々にハマりかけたころ、ちょうどLIVE UNIONをやってたころだったと思う。
布教してくれた友達にUNIONも誘われたが、当時斜構だった自分は行かなかった。
その後、ライブ初参戦はLIVE CIRCUSになるんだが、実はその前にUNIONの円盤だけ買ってた。
それで見たのが当時まだQVCマリンフィールドだった彼の地で行われたUNION千秋楽。
晴天の下、POP MASTERから始まるそのパフォーマンスに度肝を抜かれたように思う。
屋外公演というだけならLIVE PARK@甲子園で経験してたし、あれはあれで死ぬまで忘れないライブの一つだったんだけど、それでもやっぱり「初めて見た」UNION千葉と同じ光景が目の前に広がっている現実は想像以上にエモかった(天気も最高でした)。
UNION千葉では「星空と月と花火の下」で、PARK甲子園では「恋想花火」で打ち上げ花火の演出があったが、EXPRESS千葉ではなんと「Astrogation」。
これ以上の演出があるものかと思いながら、号泣しながら花火を見上げていた。
円盤が楽しみですね。


2019Q4:本年2度目の虚無襲来、そして


10月初旬、内定式に行ったり、「にじさんじMUSIC FESTIVAL」@幕張メッセイベントホールに行ったりした。

「にじさんじMUSIC FESTIVAL」、VTuberのいわゆるリアルイベントに始めて参加した。
ステージ上にあるのは画面だけ、その中で3Dモデルが動く……といってしまえばそれまでだが、モデルは綺麗だしモーキャプの動きもものすごくスムーズだった。
そういう面については不満はないし、これ以上は技術の発展を待つしかないだろうなという感想。
一方で、純粋な「ライブイベント」として見ると、必ずしも大満足のものではなかったのも事実である。
チケ代が高えというのはまあさておき(アイマスぐらい)、もうちょっとどうにかならんかったのかという点がいくつかあった。
イベントを通しての尺は2時間、そのうち実際にライバーが出てきて歌って踊るのは後ろ2/3ぐらい。
最初の1/3は何かといえば「DJコーナー」と銘打たれた新曲紹介コーナー。
あの時出てきたDJの人を悪くいうつもりはないし実際会場も盛り上がってはいたんだが、めちゃくちゃぶっちゃけると「高い金払って幕張まで来てこれ見させられんのか?」という感想を抱かざるを得なかった。
だって俺が見に来たのはリアルタイムで動くライバーじゃん、MV流すDJじゃねえじゃん。
こういう感想を抱いた人が俺以外にいたのかは定かじゃないけど、いなくはないんじゃないだろうか。

ここで付き纏ってくるのがチケ代の問題。
これが無銭イベだったり3000円程度のリリイベに毛が生えたようなものなら誰も文句は言わないと思う。
でも10,000円近いチケを買ってるという事実は、どうしても目の前の景色を素直に受け入れる邪魔をしてくるのである。
運営もこうしたくてしたいわけじゃないのは分かる。
機材の連続使用時間的な縛りが絶対にあるだろうし(裏でどんなPCが何台うごいてんだと思うとゾッとする)、演者の練度とか持久力問題もあるだろう。
体感的に周りにいたお客さんのうち、「ライブ慣れ」してそうな人は多く見積もって半分ちょっとぐらい。
そういう人達にとっては何等違和感のない構成だったのかもしれない。
けど、イベンターを名乗れるほどではないとはいえ、ある程度「オタク向けののライブ」というものに慣れ親しんだ自分にとって、現場に行く意義というのは「推しを生で見る」が一番なのである。
それなのに、序盤の30分がそれだったというのは今思ってもちょっと腑に落ちない。
そして、ライバーが出てきたとしても画面を見てるだけという現実からは逃れられないのである。
元からVのリアイベ自体に懐疑的だったというのもあるが、良くも悪くもにじさんじMF幕張は良い経験になったと思う。
もちろんこれは参加してたライバーたち文句ではない。
そして運営への文句でもないと思う。
ただ、自分には周りで言われるほど響かなかったと言うだけの話。
その後行われたVtL両国については行けてないしTS買ったりもしてないので分かりません。
もしかしたらここに挙げたような問題点が改善されてるかもしれないし、そうだったらとても良いことだと思います。

10月中旬には建設中止云々以降再び有名になった八ッ場ダムに行ってきた。
「試験湛水始まる前に行かないとね~」なんて言ってたら試験湛水が始まり、「試験湛水始まっちゃったし吾妻線沈む前に行かないとね~」なんて言ってたら行った数日前に関東を襲った某台風のせいで八ッ場は満水になってしまいました。
台風の夜、自分の住んでるところは幸い洪水の心配はほぼ無かったので、リアルタイム諸量を見ながら相模水系ダムの奮闘を実況してたりしたんだが、その影(?)で八ッ場が満水になってたのである。
試験湛水中の貯水は果たして洪水調節として適切に働いているといえるのかは諸説あるようですが、それでもあれだけの水を一晩で貯めて耐えきったんだから多かれ少なかれ意義はあったのではないでしょうか。
それはそうと、世紀の大ダムが泥水で満水(上に堤体その他では工事中)なんて景色逆にレアかもしれないなんて言い聞かせて写真を撮ってきた。

このとき実戦投入したのが、AI Nikkor ED 180mm f/2.8S。鏡筒に入る「*ED」のマーキングと金帯誇らしげなこのレンズ、開放で隅まで45MPを描画しきる圧倒的な性能でありながら中古相場は3万円前後と安価、加えて結構最近まで新品流通してたので新しいものを選べばほぼ新品みたいな個体がまだ手に入るという素晴らしさ。
「24-70じゃ心許ないけど70-200持ってくのは重くて嫌だなあ」ということが何度かあった自分にまさにピッタリで、Z 7につければ拡大MFと防振で本当に使いやすい。
UWH12といい、Ai-S180といい、今年買ったレンズはどちらも本当に良い。

前置きが長くなったが、「2度目の虚無」こと2019年Q4の主役がここで登場する。
卒論。
これを書かなきゃ卒業できない。
卒業できなかったら就職できない。
地獄である。

卒業“論文”と名の付く以上、少なからずアカデミックライティングというやつをやることになる。
理系は違うかもしれないけど、人文系の自分はまさしくそうなる。
色々やってる途中で思ったのは、悉く自分は「研究」というものに向いてないということ。
「物事を批判的に捉えて云々」というのはよく言われる話だが、自分の場合どんな本を読んでも論文を読んでも「ほーん、面白いね」としか思えない。
そこに疑問を抱くなんていうのは「失礼」な好意だと思ってる節さえある。
だってその筋のプロ中のプロが書いてる本を読んで、それについてカスみたいな学部生の自分がどうこう言えるわけがないじゃん、と。
これ言い出すとそもそも高等教育(=大学)に来たのがハナから間違いということになるんだけど、この辺は色々と面倒くさいので割愛。
とはいえ書かんことには始まらんので書きました。
出来は知らないけど必要字数は超えたし、体裁については必要以上に整えた。
多分学科内、学部内探してもInDesignで卒論の組版した奴は何人もいないんじゃないかな。
本文書き終えて組版やるところは唯一愉しめた気がする。

提出期限は12月中旬だったけど、12月は第1週から第3週まで週末が遠出の連続ということで、気合いで12月上旬までにほぼ脱稿、無事先日提出してきた次第。

その遠出でどこに行ったかといえば、築城航空祭と内田真礼「We are here」@Zepp Sappro。
築城航空祭については同じメンバーで3年目ということもあり、最早この時期の定番行事と化してきた。
いつ行ってもベタ低&背中を忠実に守ってくれる6sq&8sqの皆さんには頭が上がらないね。
今年は生憎の天気だった(とはいえ雨は降っていない)のと、本番の退場で色々とアレがあったのは残念だが、演目自体はとても良かったと思う。
来年は8sqがアニバーサリーとのことで、「カッコいいスペマ」に期待をしたいと思う。

そして内田真礼Zeppツアー「We are here」@Zepp Sapppro。
書き忘れたけど、このZeppツアーは初回のZepp Nagoya公演にも行っている。
内田真礼さんの曲、全席指定の箱でUOポキポキマシーンになるのも楽しいんだけど、オルスタで拳突き上げて跳びまくるのも最高だなって認識させてくれた。
こう、なんというか、声優現場特有のオルスタ慣れてなさ(比ドル現場)みたいなのはあるんだけど、まあそんなことはどうでもいい。
内田真礼しか勝たん。
共鳴したいね。
そして冬の札幌は楽しい。

12月、この真礼札幌を始めとして、次週には山崎エリイ4thライブ「Fairy tale」@池袋harevutai、さらにその次週には内田真礼「Happy Birthday Party」@新宿文化センターとイベントが続いた。
エリイちゃん4thもオルスタ、しかもharevutaiというと今まで行ったことのあるZeppや渋谷のTSUTAYA O-East/Westと比べるとかなりコンパクトな箱。
決して荒れることなんてなく、なんかすごくプリミティブな形のライブを見たような気持ちになった。
それまでずっと地蔵だったオタクくんたちが新曲になった途端にヴォイヴォイ言いだしたのにはビックリしたけどあれはどういうことだったんでしょう。
「星屑のシャンデリア」とか「Lunatic Romance」で地蔵してるなんて人生損してますよ。

真礼さんのバースデーイベントはもはや毎年恒例のもの。
去年は直後に武道館が控えてたのもあって無かったけど、それ以前は毎年やってるはず。
初回の代々木のやつだけは当時まだ浪人してたので行けなかったけど、それ以降のやつは一応皆勤(昼夜公演の片割れしか行ってないのは許して)。
オタクの受け売りですがとても温かいイベントだなあって思いました。
内田真礼(30)、ですよ。

というわけでこれが昨日のことなのでやっと1年間を振り返ることができた。
もう少し気力があれば、個々の出来事についてもう少し掘り下げたい気持ちがないわけじゃないんだけど、いい加減書くのに飽きてるのとココに書いてもねえというのがあるので、気が向いたらまだどっかに書いたり話したりします。

今年も年越しは1人寂しく、どん兵衛とVTuberの皆さんがお供になりそうです。
それでは良いお年を。

Nov 11, 2019

Spotifyとローカル音源とラウドネスの話

おことわり
私は音響諸々についてド素人です。
したがって、用語の使い方や諸々への理解はガバガバです。
あしからず。



Spotifyとローカル楽曲


Spotify Premiumを使い始めてから、今までシコシコ集めてきたCD音源というのをほとんど聴かなくなってしまった。
というのも、聴きたい曲は“粗方”揃ってるし、強力なサジェスチョン機能や有志制作のプレイリストなどがあまりにも快適だからである。
当初は僕の“プライマリー”である水樹奈々が入っていないなど色々としんどさがあったが、今や水樹奈々も全曲入り、いよいよSpotifyで困らないというのが現状である。
……とはいえ聴きたい曲が全部Spotifyにあるわけではないので、聴くのを諦めるか聴くために何か手段を講じる必要がある。
※つい先日までは大人しく諦めてたのだが、ここ最近はちょっとそういうわけにも行かなくなった。冴えカノFineのせいでサブスク入りしてない冴えカノ関連楽曲(春奈るな・沢井美空・妄キャリの各曲は入ってるけどキャラ名義のものが皆無)を聴きたくなってしまった

手段はいくつかあるが、まず1つがSpotifyと従来のプレイヤー(PCならFB2K、携帯ならPOWERAMP)を併用するというもの。
これは確実ではあるが、とてもスマートじゃない。
僕は基本的に音楽聴くときBGM的な流し方が多いので、プレイヤーが別れてると横断的に再生されないし(当然)、プレイヤーをこまめに入れ替えるなんてこともしないので、結局片方しか聞かなくなるのである(その結果Spotifyしか聞かなくなった)。

そして2つ目がSpotifyにローカル音源を放り込むというもの。
Spotifyにローカル音源をインポートする機能があることは知っていたが、使い始めにちょっと試してみて色々と不便だったのもあり、ずっと無いものとして過ごしてきた。
しかし、1つ目の手段(プレイヤー併用)を使いたくない以上、こちらの手段でなんとかするしかないのである。

Spotifyのローカル音源インポートの問題点は、インポートした音源を全デバイスに配信(?)することができないことである(Apple MusicとかGooglePlay Musicはできるらしい)。
つまり、PCと携帯それぞれに音源を放り込んで、それぞれのアプリからインポートを掛けないといけない――とちょっと前までは思い込んでいた。
実は一手間二手間掛けることによって、自動ではないもののローカル音源を他デバイスに転送?配信?できるようである。

手段としては

  1. PCなど母艦になるデバイスで専用のフォルダを作り(作らずにMusicフォルダ全部放り込むとかでもいいけど曲数増えるとカオスになるので非推奨)、そこにSpotifyに入れたいmp3データを放り込む
  2. Spotifyアプリから1.のフォルダを指定し、インポートする
  3. (PC版の場合)左メニューのMY LIBRARYの中に「ローカルファイル」というのが現れるので、そこから全曲を選択し新しく作ったプレイリスト(同期用に使う)に放り込む
  4. 携帯など他デバイスでSpotifyアプリを開き、プレイリスト一覧から3.で作った同期用のプレイリストを選択、「ダウンロード済み」のスイッチをONにする
  5. すると(同一ネットワークだと直接、そうじゃないとSpotifyの鯖経由?)で音源が降ってくる
といった感じ。
まあここまではググったら出てきたので試したらその通りできたというだけの話。

もっとも、ローカル音源の扱いはやっぱりイマイチで、何故かPC版からだとLikeができない(携帯からはできるのに……)とか、ローカル音源はアーティストやアルバムごとに表示ができない(前出同期用プレイリスト内でソートとフィルタリングはできるのでそれを駆使するしかない)などなど、謎の挙動は多々ある。
けど、とりあえずサブスク音源とローカル音源を混ぜて再生することはできるのでよしとする。


ラウドネス問題


ここで新しい問題が出てくる。
音量の問題である。
音圧戦争なんてのが開戦してからかれこれ10年以上経つようだが、最近動画配信や音楽配信の各サービスではラウドネスノーマライゼーションというのが流行っているらしい。
対象の音源をサービス側で一括して音量を揃えちゃおうという奴である。

Spotifyにもその機能があり、設定画面からONにしておく(デフォルトでON)と、-14LUFSだかにノーマライズされて再生される。
日本で流通してるCDは大体ラウドネスがヤバいことになってるのでほとんどの曲はCD状態より音量が下がって再生されることになる。
これはこれでいい機能なんだが、ローカル音源を混ぜたときに困るのである。
そう、SpotifyのノーマライゼーションはSpotifyが配信する音源にしか適用されないのである。
つまり、無加工のローカル音源を混ぜるとかなり音量が違う。
いちいちプレイヤーのボリュームを弄りたくなるレベルで。
これではせっかくサブスク音源とローカル音源をシームレスに聞けるようになったのに意味がない。


音量を揃えよう


というわけでなんとかしようと色々と試してみた。

ラウドネスノーマライゼーションと聞いてまず思い浮かぶのがReplayGainである。
FB2Kにも内蔵されており、CD音源でラウドネス管理するならまずこれになるだろう。
ちょっと調べてみると、Spotifyのノーマライゼーションも技術的にはReplayGainを使っているらしい。
というわけで、

  1. Spotiy用の音源にReplayGainのゲイン情報を書き込む
  2. 1.でダメだったら音源自体をノーマライズしてしまう(どうせ専用フォルダに隔離しているので非可逆な操作でも困らない)

を試してみた。
結果としては、1.はダメだった。
どうやらローカル曲の場合はタグにゲイン情報が入っていようがそれを読んでくれはしないらしい。
そして2.はなんかローカル音源の方が音量が小さくなる……。
どうやらターゲットとなるゲインがズレてるらしい。

というわけでさらに色々調べると…

  • ReplayGainでの基準ゲインは89dB≒-18LUFSである(FB2K上の設定画面でもそうなってる)
  • 前述の通りSpotifyにおける標準ラウドネスは-14LUFS

つまり上の2.でローカル音源の方が小さく聞こえてたのは、-14LUFSにノーマライズされたSpotifyサブスク音源に対して、自前ノーマライズした音源は-18LUFSになってたから、ということらしい。
そして、|1dB|=|1LUFS|(この書き方はとてもよくない気がする……)らしいので、(-14LUFS)-(-18LUFS)=4LUFS=4dB(この書き方もとてもよくない気がする)であり、FB2KのReplayGainでノーマライズするときに設定値を89+4=93dBにすれば音量が揃う……はず。

そして検証の結果、上記の通りReplayGainで93dBにノーマライズした音源とSpotifyのサブスク音源で聴感上の音量を(大体)揃ってることを確認できた(同じ曲で比較してないからアレだけど)。

ここまで書いといてなんだが別にSpotifyのノーマライゼーションをOFFにすれば大体問題なくなるんだけどね(途中で気付いた)。
せっかくなので当面は93dBノーマライズの方向性で行くけど……。

というわけでSpotifyにローカル音源を放り込んだときの話。
では。


参考





Sep 19, 2019

ニコンZ 7(買うまで・買った・外観)

もう3ヶ月以上前の話になるが、ニコンZ 7を買った。


買うまで


元々高画素機が欲しいと言っていたが、そのときの候補はD800やD810、加えて5DsRなどあくまでもレフ機であり、加えて中古が安く流通しているものだった(D810Aでもよかったがあまりにも高い)。
そんな中、某活動終了の見込みが立ち、同時にニコンによる大々的なキャッシュバックキャンペーンが開催された。
このCB(今も同じようなのやってるけど)では、Z 7+FTZ+レンズ(24-70/4)キット、Z  7+レンズキットで40,000円、Z 7+FTZキットでは20,000円のキャッシュバックが得られる。
そしてマップカメラではZ 7・Z 6購入者にニコンの64GB XQDカードを無料プレゼントするという太っ腹な企画まで行われていたのである。

Z 7・Z 6ともに売り上げは好調だと聞いていたが、発売から半年ちょっと、Ver.2.0への大型アップデート含め、急に本気を出してきたなという感じである。
Zについてはゆくゆく(中古が安くなってきたあたりで)(サブとして)買いたいな、ぐらいにしか思ってなかったのだが、家電屋で触る度に感じるEVFの美しさ、バージョンアップに伴うAFなどの改善に先述の好条件が重なり、「このタイミング逃したら当分ミラーレスなんて買わねえだろうな」ということで急に購入計画が浮上。

折角の新規マウントということで一緒にレンズも揃えるべきなのは言うまでもないが、24-70/4Sを始めとした現状のレンズ群はイマイチ琴線に触れない。もちろんとんでもない高性能と高コスパなのは重々承知であるが、なんか違うのである。
唯一24-70/2.8Sだけはビビッと来るものがあるが、手元には24-70VRがある。
そして家電屋でFTZ経由で24-70VRやその他レンズを試しても、思っている以上にキビキビAFが動く。
ということで、とりあえずボディとFTZを入手する段取りで検討を始めた。
どのキットを買えば一番おトクになるのかという試算を色々してみたところ、どうやらZ 7+FTZ+レンズキットを買って、レンズだけすぐ売却するのがいいらしい。


これは各条件におけるZ 7+FTZの実質価格を計算したもの。
全部入りを買った場合が一番おトクであることが分かる。
図にもある通り、大学入学から今までお世話になったD700+MB-D10はドナドナする運びとなった。

ちなみに同じことを考えていた輩がたくさんいたのか(Z 6でも同様の買い方が一番安い)、若しくはそういう輩を警戒してのことなのか、このキャッシュバックが始まって数日も経たないうちに各中古店での24-70/4S買取価格は軒並み下落した。
上の皮算用(5月下旬)時点ではフジヤカメラでの買取価格は6万円弱だが、僕が売りに行った日(6月上旬)には5万4000円ほどに、その翌日には5万円を切るところまで行ってしまった。
これでも他店と比べるとかなり高く買ってもらえたのだが、店に並ぶ大量の在庫を見ると少し申し訳ない気持ちになったのも事実である。


買った


というわけでマップカメラにてZ 7+FTZ+24-70/4Sを購入、24-70/4Sについては一度もボディに装着することなく売却され、手元にはZ 7+FTZ残った。
マップカメラでの購入時に店頭特価が使えたこともあり、24-70/4Sの買取価格が5000円下がったのを差し引きしても、上の皮算用より安く手に入れることができた。
Z 7+FTZで約30万円、FTZの分を差し引けば27万円ほどだろうか。
最新のフルサイズミラーレス、それも45MP機の新品を30万切る価格で買えたのだから相当良い買い物だったと言えるのではないだろうか(と自分に言い聞かせている)。

というわけでレビュー的なものに移っていこう。


レビュー:外観


NIKKOR Zレンズ根元の意匠についてはノーコメント。
しかし、ボディは普通にカッコいいと思うね。
ボディ画像のリークが出てから実物が出て今に至るまで、賛否両論、わりと否の意見を多く見掛けた気がするが、個人的には一貫して好意的に捉えている。
超大型となったZマウントを中心にマッシブかつコンパクトに仕上がった各部の造形は、高い質感も相まって各社フルサイズミラーレスの中でも一番好きかもしれない。
パナソニックS1系(特にS1H)は的確にオタク心をくすぐってくれるデザインで僕も大好きだが、少なくともS1/S1Rについてはグリップ部がイマイチなので総合的に見ると微妙(S1Hで改善されてるといいね)。
G9はめっちゃ持ちやすいというのにどうしてあんな攻撃的な形になったんだろう。
大型グリップで持ち易いはずなのに角が手のひらに刺さって仕方がない。


閑話休題。
質感の話。もともとニコンには(中級以上一眼レフの)ボディにおいて決して質感が悪かった印象はないのだが、Zではそれが更に向上してるのを感じた。
ボディの塗装はDSLRよりキメの細かい梨地塗装となっており、DSLRと比べるとかなりシャープな印象がある。
各ボタンなどのマーキングはDSLRでは印刷のものが殆どだが、Zにおいては一部を除いて彫刻+白インク流し込みとなっており、長く使っても消えることがないんだろうという期待を持てる。

当分NIKKOR Zレンズを買う予定はないので、当分の間はFTZを始めとした各マウントアダプターを付けた姿が標準的になる。
というわけで上の写真ではFTZ+24-70VRを装着しているのだが、不思議と違和感なく収まっているように見えないだろうか。
FマウントNIKKORレンズとZ(ボディ・レンズ)は明らかに異なるデザイン言語で作られているのだが、それでも同じメーカーだからなのか、FTZがいい緩衝地帯になっているのか、組み合わせてみるとそこまでチグハグ感はないのである。
Zボディの梨地塗装についてDSLRのそれよりキメが細かいと前述したが、FTZではそれがDSLR・FマウントNIKKORに似たパターンのものになっている。

Zマウント/Fマウントの口径差がとても大きいこと、Fマウントレンズ自体が(そのマウント口径故に)根元部分が絞られた形状ものが多いことから、フォルムとしては決してシュッとしたものではないのが残念ではあるが、そのような中でうまく纏まっているのではないだろうか。

とはいったものの、折角薄型ボディのミラーレスカメラに厚さ3cmもあるアダプターを付け、そこに業界最大級(?)の24-70VRレンズを付けた姿はちょっと滑稽というか長いというか色々と考えさせられるレベルなのも事実である。
FTZ+24-70VRは70-200/2.8と長さが変わらない。
24-70/2.8Sが欲しいね。


一方で、Mマウントレンズ(現状ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 III VMしかないが)などを付けた出で立ちはとても精悍であり、また非常にコンパクトである。
借り物のライカ・ズミクロン2/50 1st Rigidを付けたこともあるが、意外にもシルバー鏡筒とのマッチングがよく、非常に格好の良いものであった。
いい感じの写真がないのが残念だが、まあ多分色んなレンズ付けてる人の写真はネット上にあると思うので見てください。


というわけで久々に纏まった量を書いたがとりあえずZ 7について外観まで。
次(があるなら)UIや使用面でのことを書きます。

では

Jun 21, 2019

ROCCAT Kone XTDのスイッチを交換

マウスが壊れた


正確にはマウスを壊した。
最近BF5を買って夜な夜なWWII体験をしているのだが、ゲーム中にキレるとモノに当たる悪癖があるため、たびたびマウスや机を殴打している。

以前よりKone XTDさんは度重なる殴打により右クリのクリック感が当社比1/3ぐらいになる謎状態だったのだが、ついにとどめを刺してしまった。


BF5プレイ中、スポン直後に砂にKILLされるというクソゲー具合に対する怒りをマウスに向けてしまった結果、右クリが効かなくなった。


大方スイッチ周りの嵌合がズレただけだろうということで、開腹してみたら思ったより深刻。

ご自慢のオムロンスイッチが無事破壊されている。
接点自体は生きているようで、無理矢理スイッチを押せば入力はされるが……。
ゲームはともかく普通にPC使うにも厳しい気がするので、マウスの新調orスイッチの交換を検討。
基板引っ剥がして裏をみてみると、普通にハンダで付いてるだけだったのでスイッチの交換をすることに。

純正のスイッチはオムロン「D2FC-F-7N」というもの。
マルツか秋月ならあるやろwってことで、検索をするがなんと出てこない。
どういう事やねんと少し調べてみると、このスイッチはマウスメーカー向けのモデルで、「D2F-01F」というのが同仕様の一般流通版らしい。
こっちは秋月やマルツで買える。モノタロウにもある。
「D2FC~」もAmazonマケプレには取扱があるのだが、イマイチ信用ならないのと「D2FC~」は中国製、「D2F~」は日本製?とのことで、「D2F~」を買うことに。

翌日たまたまアキバに行く用事があったので秋月でスイッチを調達(時間的都合で同行のオタクに買っといてもらった)、帰宅後交換手術を執り行った。
「D2F-01F」は秋月で1個100円。
予備含めて3つ買った。


交換の儀



久々のハンダ付け。
関係ないけどコテはハッコーのプレストです。
コテ台なんて便利なモノはないので、お菓子の缶の蓋と濡れ雑巾で頑張る。


吸い取り線でのハンダ除去にちょっと手間取ったものの、無事壊れた右スイッチを摘出。


新しいスイッチを取り付ける。

ここで通電して付け替えた方のスイッチが入力されるのを確認。
前情報通り、「D2F~」は純正の「D2FC~」よりクリックが堅い。
素のスイッチをポチポチしても明らかに違う。
なので今のところ生きてる左側も合わせて交換することに。


というわけで1時間弱かかったものの、つつがなく左右両スイッチの交換は完了。
途中手違いでマウスのコードのシースをコテで焼いてしまったが想定内。


交換後所見



とりあえず左右のクリックは問題なく出来るようになった。
先にも述べたが、純正スイッチよりはクリックが少し堅く、クリック音もカチカチとしっかり鳴るようになった。
この辺は好みだけど別に静音マウスを求めてるわけではないので問題なし。

懸念の右クリックはどうやらクリック感喪失の原因がスイッチだけではなかったようで、スイッチ交換によって押し込み時のクリック感は復活したが、そこからの”戻り”がイマイチ。
けどまあ普通に使えるのでよしとしよう。

というわけでマウスを破壊したので直した話。
では。

May 5, 2019

ダムカードをいい感じにスキャンする

ダムカード収集のログとして「ダムこれ!」を利用している。
このサービスでは各ダムのダムカード収集状況を記録できるんだけど、
あわせてダムカードの画像をアップロードすることができる。
私のマイこれ!はこちらからどうぞ→ https://damcard.net/map/7MjBcV2q5Wrx3Md0zH4T3HhR/

以前はスキャナを持っていなかったので、
スマホの「Office Lens」アプリを使って疑似スキャンした画像をアップロードしていた。
このアプリ、便利だし結構綺麗になるんだけど、
どうしても四隅のピントが甘くなったりライティングがシビアだったりと、
絶対的なクオリティではちょっと厳しいものがある。

先日、Brotherの複合機「DCP-J978N」を購入した。
せっかくスキャナがあるのでダムカードもスキャンすることにした。
このプリンター、ペラ紙の書類ならADFが使えるんだけど、
残念ながらカードは無理(というかカードの連続スキャンできるスキャナ知らない)。

自ずと手動スキャンすることになるんだけど、
数が数なのでいかに手を抜けるかをちょっと調べたりしてアレした。
最終的な方策としては、
  • 6枚程度を原稿台に並べてスキャン
  • Photoshopで「角度を補正して切り抜き」(後述)
  • それぞれ名前を付けて保存
という感じになった。


スキャンする


まずスキャン設定。
JPEG、原稿サイズA4、解像度300dpi、明るさコントラストは適当に。
他をEPSON SCANしか知らないのでアレだけど、
Brotherのユーティリティは割とイケる。

スキャンしてPhotoshopで開くとこんな感じ。
角度はそこまでシビアではないけど、
カード同士の間隔はちゃんと開けておかないとあとで困るので注意。


Photoshopでいい感じに



続いて、「ファイル→自動処理→角度を補正して切り抜き」をやる。
これがすごい。
角度を補正して切り抜きしてくれる。
切り抜き結果は新しいファイルとしてバーッと開かれる。

通常カードだとこんな感じで大体バッチリ切り抜いてくれるので、
このまま名前を付けて保存。
300dpiなので長辺1,000px強ぐらい。

ちょっと困っちゃうのが今月いっぱいまで配ってる「天皇陛下御在位三十年記念カード」のこの柄。
枠が白ベースというのもあって、Photoshopがいい感じに認識してくれない。

この場合は仕方ないので手動で切り抜く。
大雑把に矩形選択で切り抜き→新規ファイルに貼り付け→角度を補正。

あとは切り抜きツールでいい感じに切り抜いたら名前を付けて保存。


結果



といった作業をひたすらやるとこうなる。

Office Lensのものと比較すると
合角ダムVer1.0(Office Lens)

合角ダムVer1.0(DCP-J978N→Photoshop)

こう並べるとスキャナの方色死んでるけど、
まあカード自体そこまで印刷綺麗なわけでもないので気にしないことにする。
色以外を見ると、
OfficeLensの方で顕著な映り込みや四隅の流れは当然スキャナの方にはない。

ということでまあ総合的な画質はかなり向上しているでしょう。
40枚ちょっとのスキャン自体はVtuberのアーカイブでも聞きながらやってたらすぐ終わるんだけど、
一番面倒くさいのはダムこれ!のアップロード済カードを差し替える作業。
気が向いたらやろうと思う。

では。


Jan 22, 2019

D500を破壊してしまったので修理した+交換部品返却の話

昨年9月、埼玉県本庄市の某ミニサーキットの走行会に赴いた際、
D500+70-200を地面に落とした(勿論車は持っていないので横乗りである)。
それはそれは派手に落下し、70-200のフードが飛翔し、ボディには深い傷がついた。
だけで済んだつもりだった。

参考1:
参考2:

実際このときは動作に支障はなかったし、これ以降も動作には支障はなかった。

しかし、12月頃より「ファインダー片ボケしてるのでは」という疑惑が浮上する。
特定条件下でファインダー像の右半分が著しく流れるのである。
しかし基本AF運用である以上“そこまでは”問題ない、
そして撮影画像にはまだ影響が見られないということで放置していた。

そして年明け1月。
所用で何度かD500を使ったのだが、
18-35を付けてF8まで絞った遠景なのに明らかに写真が片ボケしている。
そしてなんかファインダー像も悪化してる気がする。
いよいよヤバいのでは~と思ってボディをよく観察していたら……。

アッ。
なんか割れてる。
そしてマウント自体も少し浮いてる。

こりゃダメだということで新宿SCへ緊急入院。
落下品である旨を伝え破損部を見せたが、
全損にはならなそうということで見積もりは53,892円だった。

そして修理完了品を今日受け取ってきた。
1/14に入院、当初の完了予定が1/23、完了連絡があったのが1/21なので
例によってニコンSCからの修理は早い。(なぜマップを通すと1ヶ月になるのか)
当該の割れてるところ(CFRPのフレーム?)に加えてファインダー周りも交換になりそうなので高くつくのも覚悟していたが、
代金は見積もり通り53,892円だった。

修理明細によれば、交換箇所は

  • 前ボディ部組(多分メインのフレーム)
  • 前ボディFPC部組(どこか分からない)
  • 上カバー部組(予想外)
  • プリズムボックス部組(ペンタプリズムと接眼系一式)
  • 接眼ブロック部組(アイピースの基部)
  • 各ラバー

ということで、想像以上に大事に。
請求金額の部分を見ると工賃+部品代では6万円を優に超えているが、
調整(-8,860円)が入り当初の見積もり通りの額になっているようだ。
恐る恐るファインダーを覗いてみたが、
修理前にあった像の流れは一切なく、無事治っているようだった。

そして今回のトピックが交換部品の返却を頼んだこと。
ソニー製品はメーカー修理に出すと頼んでもないのに交換された廃部品が返却されることで有名(?)だが、
実はニコンも頼んだら返却してくれるらしい。
そこそこデカい部品交換になるのは想像できてたのでダメ元で頼んでおいたのだが、
なんと上記の交換箇所全てが返却された。

それを組み上げ(?)て撮ったのがこちら。

これに各ラバーを含めた“ゴミ”が丁寧にプチプチに包まれた状態で返却されたのである。
マウント・ミラーボックスを含んだフレームに加え上カバーまであるので、
構造体の6割ぐらいは揃ってるような感じになるのだが、
センサーとシャッターがないので写真は撮れない。当たり前だけど。

カットモデルにしろバラしたパーツにしろ展示されているのを見ることはあるが、
ミラーなどの機構部をカチャカチャして遊ぶ機会なんてそうそうないのでコレだけでかなり得した気分である。
オマケに今回は携行品損害保険が(多分)効くので実質的な修理代は免責金の3,000円のみ。

半年間マウント基部にヒビ入ったまま24-70や70-200や150-600を付けて振り回してたことを考えるとゾッとするが、
幸いポロリの前に気付けたのでまあいいだろう。
そして思わぬオモチャまで手に入ってしまったので高い勉強料どころかなんかよく分からん感じに。

今回の教訓としては「カメラを落としたら点検に出そう」に限るのだが、
そもそも落とさなければいいみたいな話でもある。
カメラは丁寧に使おうね。

では

Jan 12, 2019

合角ダム・浦山ダム・滝沢ダム・二瀬ダム(2018.10.5)

というわけでダムカ蒐集録第2弾。
今回はいわゆる秩父4ダム。
フォロワーの某氏とレンタカーを借りて行ったよ。

10時ごろ池袋で車を借り、関越をとばして秩父市内へ。
名物らしい味噌豚丼を食べて最初のダム、合角(かっかく)ダムへ向かう。

合角ダム



まず名前が読めない。
「ごうかく」とも読めることから受験祈願としてちょっと有名らしい。
ダムとしてはオーソドックスな重コン形式で、用途としてもFNWなのでまあ普通。
規模も大きすぎず小さすぎず。
言っちゃ悪いが名前以外地味だよね。うん。
このときは「川の再生10周年」と銘打たれた記念カードが配布されていた。
堤体下部まで入れる遊歩道的なのもあってじっくり楽しむことも可能。

浦山ダム




続いて浦山ダム。
堤高156m(国内第2位)を誇る大型ダム。
天端からの眺めはなかなかで、下流部を一望できる。
深い渓谷というのもあって雲海のビューポイントとしても有名らしい。
このときは曇り~小雨と天気的には雲海出そうな感じだが時間が真っ昼間なので勿論雲海は拝めていない。
冬の日の出前に行きましょう。
ちなみに天端よりエレベーターで堤体内部・堤体直下まで降りることが出来る。
写真はそこから撮った一枚。
ここは記念カードの類いはなし。

滝沢ダム




続いて滝沢ダム。
総貯水容量では秩父4ダムでトップとなる滝沢ダム。
堤体も立派なもので、なにより美しい。
ダム直下部にループ橋(雷電廿六木橋)が掛かっており、そちらから堤体正面を眺めることができる。
ループ橋の中程に駐車場があるため撮影者にも優しいのがいいね。
管理開始10周年記念カードも一緒にゲット。

二瀬ダム




この日最後に訪れたのが二瀬ダム。
他の3ダムが90年代~00年代に完成した比較的新しいダムなのに対し、こちらは61年完成と年季たっぷり。
小ぶりながら表面の黒ずんだアーチダムは迫力たっぷりである。
左右に2門ずつ、計4門配置されたクレストゲートも特徴的である。
訪問時は発電運転なのか河川維持なのか分からないがコンジットゲートから勢いよく放流が行われていた。

この二瀬ダムではダム管で合角・浦山・滝沢のダムカードを提示すると「秩父4ダム訪問記念」の記念カードを手に入れることができる。
このカードは手作り感溢れるラミネートカードだが、なんと1枚1枚にシリアルナンバーが入っている。
先に3ダムを回っておかないとこのカードは貰えないので秩父方面のダム巡りをする際は要注意となる。

ちなみに二瀬に着いたのはダム管が閉まるギリギリの時間だった。
日もほとんど落ちており辺りは真っ暗だったがそれはそれで写真映えしたのでまあいいだろう。

というわけで秩父方面のダムを巡った話。
この近辺にはもう一つ、下久保ダムでダムカード配布が行われており、埼玉県内のダムカード制覇には訪れる必要があるのだがほぼほぼ群馬というのもあり少し先になりそう。

では。

Jan 10, 2019

御母衣ダム(2016.8.21)・徳山ダム(2018.5.2)・横山ダム(2018.5.2)

最近ダムカードを集めたりしている。
現在訪れたダムは20カ所、カード枚数にして25枚ちょっと。
折角なので訪問の記録を残していこうと思う。
蒐集したダムカードの管理は
→ https://damcard.net/map/7MjBcV2q5Wrx3Md0zH4T3HhR/
でしていく予定。

御母衣ダム(2016.8.21)


オタクたちと白川郷に行った帰り道に偶然立ち寄る。
当時はダムカード蒐集なんて全く考えておらず、とりあえず貰っておいたのが記念すべき1枚目になった。
御母衣ダム(電発)の下流には鳩谷ダム(関電)があり、こちらは1門放流してたので非常にエモな写真が撮れたのだが、撮影地が立入OKなのか微妙なのとダムカ配布していないので今回は割愛。
御母衣は展示も充実しており、写真のようにダムサイト直下部からダムを眺めることができた。

徳山ダム(2018.5.2)


御母衣訪問から1年半以上を明けて訪問したのが徳山・横山の両ダム。
これは某フォロワーと突発R417北上旅をしていた際に訪問。
一応岐阜県出身ということで徳山ダムは幼いころから名前をよく聞くダムの1つであるが、これが初訪問である。
ロックフィルなので地味っちゃ地味なのだが、国内最大級の名は伊達ではなく、兎に角クソデケえといった印象。
写真は24-70のW端だが天端が写りきっていないあたりで察しが付くだろう。
この洪水吐部だけでその辺のダムぐらいのサイズ感。

横山ダム(2018.5.2)



揖斐川水系で徳山ダムの下流部に位置するのが横山ダム。
徳山と比べると流石にコンパクトだが、これもなかなか立派なダムだろう。
重コンと思いきや、レアな中空重力ということで堤体内部に入るはずなのだが、このときは急いでいたのもあって未訪問。
徳山→横山の順に巡ったが、終始霧が濃く(というか普通に雨)、エモいのやら寒いのやらといった感じだったのを覚えている。

というわけで今回はここまで。
「ダム行くぞ!w」って感じで1日掛けてダム巡りするのをこれまで何度かやっているので、次以降もその振り返りをしていく。

ニコン Z 8というカメラについて

  Z 8を買ってから数ヶ月が経った。スナップ、風景、動体、暗所、…と一頻り使ったと思う。ショット数は1万超えたぐらい(メカシャッターがないので最早この指標もなんなのか分からない)。久々にカメラを買ったけど良いところ悪いところが分かってきたのでまとめておこうと思う。貼るのがめんど...